▼ フカフカ芝生にご用心!

フカフカ芝生にご用心!

芝生の上を歩くと、いつものアスファルトの上とは違ってフカフカ気持ちいいですね。

でも、スポンジのようにフカフカしすぎてしまうと実は芝生が生育していくためにはよくないんです。

「なぜ良くないの?」、「ではどうすればいいの?」と思いませんか?

みなさんの疑問にお答えします。

マット状の芝生や、それを治療する方法について説明します。

マット状の芝生とは?

芝生を手でかき分けてみると、茎や根の間に枯れた葉や刈ったカスが積もっているところがみつかります。また、地下部には芝生の古い根などの老廃物が堆積しています。これらをサッチ層と呼びます。 このサッチ層は保水性や温度変化の面から芝生を守っていますのである程度の厚さが必要です。

でも歩いてスポンジのようにフカフカに感じるほどサッチ層が厚いと保水性が高まり過ぎたり、病原菌や害虫の棲み家になりやすくなります。これがよくない理由です。原因はいろいろあると思いますが、芝刈りのときに集草しなかったり、更新作業や目土といった手入れを怠るとなりやすい状態です。

一度みなさんのお庭の芝生の状態をチェックしてみてくださいね。

マット状の芝生を治療するには?

レーキで手軽に治療

レーキを使ってサッチを除去します。マット状態の芝生からはたくさんのサッチをかきだすことができると思います。きちんと集めて芝生の上から取り除きましょう。

また、日々の手入れとして更新作業や目土をすることで、微生物の働きが活発になります。これによりサッチ層が微生物分解していく量が増えていきますのでマット化の予防になります。

サッチングスィーパーを使って強力に治療

あらかじめ芝刈りをしておいてください。

1.LM12Vを使ってサッチング


※集草箱をはずした状態で撮影しています。

バロネスサッチングスイーパーLM12Vを使ってサッチを除去します。"-3mm"の高さまで設定できるので、サッチの状況によって作業高さを調整して行います。サッチの状況によって往復したり色々な角度から作業してサッチを除去します。

2.目土・目砂入れ

芝の根を保護するために、目土・目砂を入れます。

3.ブラシを使って擦り込む。水やりをする

ブラシなどを使って、目土・目砂を擦り込みます。その後、水やりをして終了です。

サッチ分解剤を使った治療

納豆菌の一種であるバチルス・ズブチリス菌等の有用微生物を散布します。 微生物の働きにより、芝生のサッチ層の分解が促進されます。バチルス菌は、気温15度以上になると活発に活動しはじめるので、春~秋に散布すると良いでしょう。

マット状の芝生の治療におすすめなのはこちら

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