▼ 冬も緑に。さあ始めよう、ウインターオーバーシーディング!

冬も緑に。さあ始めよう、ウインターオーバーシーディング!

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ウィンターオーバーシードって?

冬に枯れてしまう暖地型芝(ティフトン419、バミューダグラス)の上から冬も緑を保つように寒地型芝(短年草かつ、耐暑性が弱いタイプの品種)の種をまいて1年中芝生を緑にすることです。

撮影協力 愛知県 三河カントリークラブ

これにより温暖な地域でも1年中緑を楽しむことができるようになります。プロのアスリートが活躍するサッカースタジアムやゴルフ場、野球場などで行われていますがもちろん、ご家庭でもお楽しみいただけます。

しかし、ベース芝(ティフトン419、バミューダグラス)を植えた年は、ウインターオーバーシーディングをすることはおすすめしません。
しっかりとしたベース芝ができていないと、芝が傷んでしまうためです。

関東以西で、適期は9月下旬から10月上旬です。

データ提供 雪印種苗

ベースとなる暖地型芝の選びかた

ベースとなる芝生には生育が旺盛な品種が適しています。実際によく使用されている芝生はこちらになります。

これらはスポーツターフとも呼ばれ、競技場などでよく使われています。

一方で、コウライシバやノシバなどの場合は生育がそれほど旺盛ではないため、寒地型芝に次第に圧され、生育状況が悪化することがあります。

もし、コウライシバやノシバなどをベースに行う場合は、寒地型芝の種まきの量を少なめにして、かつ、毎年行わずに、コウライシバを休ませる年をつくるようにしてください。

オーバーシード用の寒地型芝の選びかた

特に耐暑性が弱い寒地型芝の品種が適しています。これは春にベースの暖地型芝にうまく切り替えるためです。

こちらがおすすめです。

ウィンターオーバーシードの手順って?

(1)暖地型芝を刈高10mm以下で刈ります。5、6mm程度の刈高が望ましいです。

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(2) レーキで表面深さ3mm程度の溝を 約1cm間隔で入れます。

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(3)オーバーシード用の種をまきます。

1平米あたり25~70g(1坪あたり85~220g)の種をまきます。

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(4)肥料を適量与えます。

(5)目土をします(厚さ2~5mm程度)。

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(6)1週間程度は表面が乾かないように毎日水やりをします。発芽した芝生が2~3cmに生育するまでは立入禁止です。

コレがあるといいかも。デザインもいいし、安心ですね♪

(7)2~3cmくらいでのお手入れをおすすめします。

春になったら暖地型芝に切り替えよう、
トランジッション!

オーバーシードした寒地型芝を衰退させ、暖地型芝に切り替えることをトランジッションといいます。適期は4~5月頃です。

トランジッションの手順って?

(1)寒地型芝を刈高10mm以下で刈ります。 5、6mm程度の刈高が望ましいです。

(2)レーキなどでサッチとりをするように表面をひっかきます。更新作業(エアレーション)もするとよいです。

(1)と(2)を繰り返して行うことで夏に強い暖地型芝の生育が始まります。

なるほど芝生の豆知識。はこちら

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