○なんでも鑑定!芝生の草種の見分けかた

芝生の種類 あれこれ。

なんでも鑑定!芝生の草種の見分けかた

自分で芝生のお庭を造ったのではなく、もともと芝生があった場合は、草種の見当がつかない方もいらっしゃいますよね。

また、いろんな芝生を試した結果、さまざまな種類の芝生が混在していて、特定の草種の見分けができないこともあるでしょう。

そこでみなさんに、芝生の種類の見分けかたのポイントを伝授します。

表.芝生の草種の見分けかたのポイント

項目 暖地型芝 寒地型芝
草種 ヒメコウライシバ コウライシバ ノシバ バミューダグラス センチピードグラス セントオーガスチングラス クリーピングベントグラス ケンタッキーブルーグラス トールフェスク ペレニアルライグラス アニュアルライグラス
品種 普通種/つくば姫 普通種/つくば太郎/TM9 普通種/つくばグリーン リビエラ/ティフトン419 ティフドワーフ 普通種 普通種 ペンクロス/CY2 他 ヌーブルプラス/ビーウィッチ 他 アリッド3 アメージングGS/レグゼット フェアウェイ2
識別方法 ①冬季の葉色 茶色(冬季休眠)          
緑色(常緑)              
②葉幅 極細                    
細い                    
               
やや広い                  
広い                    
極広い                      
③ほふく茎 有 地上ほふく茎        
有 地下ほふく茎      
                 
④葉の配列 折り込み            
巻き込み            
⑤葉耳 長い                      
短い                    
無い      
⑥葉舌 毛状          
膜状で中央が尖っている                  
膜状で滑らかに丸み                    
⑦カラー 幅広で連続            
幅狭で連続                  
幅広で分割                  
⑧葉の先端 尖っている      
丸い                    
船型                      
⑨葉の表面の形状 滑らかで平たい          
畝があって平たい                    
滑らかで折れ曲がっている                    
畝があって折れ曲がっている                      

1.冬季の葉色

まずは大まかな区分として、冬の寒いときに芝生の葉色をみてみましょう。

2.葉幅

葉の広さです。手入れの仕方によって葉幅が変わりますから目安としてください。

3.ほふく茎の有無

ほふく茎とは、地上または地下を横方向に這って伸びる部位です。ほふく茎を持つ草種は栄養繁殖をします。但し、旺盛でない草種もあります。

表.芝生の生育習性の分類

芝生の生育習性の分類
ほふく茎を持つ 地上ほふく茎及び地下ほふく茎 コウライシバ、ヒメコウライシバ、ノシバ、ビロードシバ、バミューダグラス類(ティフトン含む)、センチピードグラス、セントオーガスチングラス、ベントグラス類
地下ほふく茎 ブルーグラス類
ほふく茎を持たない 叢生型 ライグラス類、フェスク類

詳しくはこちらを参照してください。

芝にズーム・イン!からだのつくりと繁殖のしかた。

4.芽型・葉の配列

「折り込み」、「巻き込み」に区分できます。

5.葉耳の形状

「長い」、「短い」、「無い」に区分できます。

6.葉舌の形状

「毛状」、「膜状で中央が尖っている」、「膜状で滑らかに丸み」に区分できます。

7.カラーの形状

「幅広で連続」、「幅狭で連続」、「幅広で分割」に区分できます。

8.葉の先端の形状

「尖っている」、「丸い」、「船型」に区分できます。

9.葉の表面形状

「滑らかで平たい」、「畝(うね)があって平たい」、「滑らかで折れ曲がっている」、「畝(うね)があって折れ曲がっている」に区分できます。

判定が難しいポイントもありますが、  これらのポイントを参考に、お庭の芝生の種類を鑑定してみましょう!

なるほど芝生の豆知識。はこちら

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