キワ刈り用芝刈り機



芝刈り機で芝生を刈ったあと、「なんだかまだスッキリしないな」と感じたことはありませんか?
その原因になるのが、壁際や花壇のふち、フェンスまわりに残る「キワ(際)」の刈り残しです。

手押し式芝刈り機の場合、お庭を芝刈りしてもどうしてもキワまできれいに刈ることはできず、数センチだけ芝が残ってしまいます。この部分があるだけでお庭全体がどこか中途半端な印象になりがちです。

とはいえ、キワ刈りは意外と手間のかかる作業。
はさみでコツコツ整えるのは時間もかかりますし、正直ちょっと面倒に感じることもありますよね。それでも、このひと手間をかけるかどうかで仕上がりにははっきり差が出ます。



■芝刈り機でキワが残る理由
手押し式芝刈り機の刃はタイヤより内側に付いてることが多いです。
そのため、壁や塀にぴったり寄せて刈っても、タイヤから刃物の間にある芝は刈れません。 その結果、塀のキワや隅には、数センチほどの刈り残しができてしまいます。





芝生のキワ刈りは少し手間のかかる作業ですが、このひと手間を加えるだけでお庭全体の印象は大きく変わります。きれいに整えられたキワは芝生全体を引き締め、手入れの行き届いた美しいお庭に見せてくれます。

キワ処理に使う芝刈り機にはさまざまな種類があり、それぞれ得意な作業や使い勝手が異なります。お庭の広さや形、作業のしやすさに合わせて芝刈り機を選ぶことで、無理なくきれいな状態を保てます。

今回は、キワを整えるのに便利な「バリカン式芝刈り機」「回転はさみ式芝刈り機」「ナイロンカッター」について、特徴や使い方をわかりやすくご紹介します。




■そもそもキワ刈りをしなくて済む方法もある

できることならキワ刈りの手間は少なくしたいものです。
お庭づくりの工夫次第では、キワ刈りそのものをなくすことができます。

芝刈り機で刈り残しを防ぐ工夫として、芝生の境界にレンガやブロックを土と同じ高さで埋めておく方法があります。
こうしておくと、芝刈り機のタイヤをその上に乗せて走らせることができ、刃が境目ぎりぎりまで届くようになります。
その結果、手間のかかるキワ処理の負担をなくすことができます。
あらかじめお庭づくりの段階で工夫しておくことで、後々のメンテナンスがかなり楽になります。





■バリカン式芝刈り機
キワを手軽にきれいに仕上げたいときに便利なのが、バリカン式芝刈り機です。
壁際や花壇の縁など、手押し式芝刈り機では刈りにくいキワまでしっかり刈ることができ、すっきりと仕上がります。
はさみで手入れする場合に比べて、作業時間を大幅に短縮でき作業もぐっと楽になります。刈りムラが出にくく、見た目が美しくなるのも大きなメリットです。
また本体はコンパクトで扱いやすく、収納しやすい点も魅力です。
小さな庭であればキワだけでなく庭全体の芝刈りにも対応できます。
刈り高を調整できる機種であれば芝の高さを均一に揃えやすく、より完成度の高い仕上がりになります。なんといっても芝をスパッと切れる感覚も気持ちよく、手軽に使えます。


バリカン式芝刈り機の注意点
便利な反面、いくつか注意点もあります。
機種によっては刈り高調整ができず、腕の高さで調整しながら刈る必要があります。やや重量のある本体を持ち続けることで腕が疲れやすく、刈る高さが安定しにくいこともあります。
気をつけないと芝を低く刈りすぎてしまい、「軸刈り」になる可能性もあります。
また作業中はしゃがんだり中腰になる姿勢が多いため、長時間使用すると腰や腕に負担がかかりやすくなります。そこで便利なのが、ロングハンドル付きのタイプです。
立ったまま操作できるため体への負担が大きく減り作業がしやすくなります。


音や安全面について

バリカン式芝刈り機は刃が高速で動くため、振動音や接触音が発生します。比較的大きな音になることもあるため、住宅地で使用する際は時間帯や周囲への配慮も必要です。
また、安全装置として、握っている間だけ作動する構造のものが多く安全性は高い反面手の疲労につながることもあります。


刃のメンテナンスも重要

バリカン式芝刈り機は上下2枚の刃を強く擦り合わせながら芝を切るため、使っているうちに切れ味が落ちてきます。
切れ味が悪くなると作業効率が大きく下がるため、定期的なメンテナンスが大切です。
ヤスリなどで研磨して切れ味を維持しましょう。
また、長く使うなら交換用の替え刃が用意されている製品を選んでおくと安心です。


コード式と充電式の違い

バリカン式芝刈り機には「コード式」と「充電式」があります。

コード式
コード式のバリカン式芝刈り機は、電源につないで使用するため、作業中にバッテリー切れを気にせず使いやすいのが大きな特徴です。
充電式に比べてパワーが強く、広めのお庭や芝の密度が高い場所でもしっかり作業できます。効率よく一気に作業を進めたい方に向いています。
また、バッテリー式のようにバッテリーの劣化を気にする必要がなく、バッテリーの買い替えが不要な点もメリットです。比較的故障が少なく、長く使いやすい傾向があります。
さらに、充電式に比べて価格が比較的抑えられている点も魅力です。
注意したいのがコードの扱いです。
作業に集中しているとコードの位置を見失いやすく、誤って刃で切ってしまう危険があります。このトラブルは意外と起こりやすいため、使用中は常にコードの位置を確認しながら取り回す必要があります。

充電式
充電式のバリカン式芝刈り機は、コードがないため取り回しが非常に良く、場所を選ばず手軽に使えるのが魅力です。
あらかじめ充電しておけばすぐに使えるため、ちょっとした芝の手入れにも向いています。
ただし、バッテリーで動作するため使用時間が限られており、長時間の作業では、途中で充電切れになることもあります。
また、バッテリーは使い続けるうちに劣化していくため、定期的な買い替えが必要になる点も考慮しておきたいところです。


■回転はさみ式芝刈り機
高速で回転する刃と固定刃で芝を挟み切る芝刈り機です。壁際や敷石まわりなどもぎりぎりまできれいに刈ることができます。
刃先が直接むき出しになっていないため、比較的安全性が高く壁に刃が当たりにくいのが特徴です。壁際や敷石を傷つけにくく、安心してキワ刈りしやすい道具です。
ただし、小石や硬い異物に刃が当たると、「カシャーン」「カチカチ」と金属音がすることがあります。使用前には小石や障害物がないか周囲を確認してから作業しましょう。





■ナイロンカッター
キワの芝刈りや、障害物が多い場所で活躍するのがナイロンコード式の刈払機(ナイロンカッター)です。
高速回転するナイロンコードで芝や草を叩き切るため、壁際や敷石のまわりなど細かな場所でも作業しやすいのが特徴です。
金属刃と違い、壁やフェンスなどに当たっても傷を付けにくいためキワ処理との相性が良い道具となります。
しかし、芝を均一な高さにきれいに仕上げるのはやや苦手です。
刈る高さが作業者の持ち方や動かし方に左右されるため、芝生全体を美しくそろえるには不向きな場合があります。





芝生のキワの処理は、細かな作業ではありますが、お庭全体の印象を大きく左右する重要なポイントです。
お庭を芝刈りしても、キワがボサボサになっているだけで見た目が悪くなります。キワまで丁寧に整えられていると、全体が引き締まり手入れの行き届いた美しいお庭に見えます。

キワは目立ちやすい部分だからこそ、少し手をかけるだけでも仕上がりに大きな差が生まれます。定期的に整えることで作業の負担も軽減され、より美しい状態を維持しやすくなります。

お庭全体の印象は、この「キワ」の仕上がりで大きく変わります。
ぜひキワ処理にもこだわって、整った美しい芝生を目指してみてください。


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