キワの処理
芝刈りをしたのに、なんだか芝生がスッキリ見えない…。
そんなときは「キワ」が原因かもしれません。
芝刈り機できれいに刈っても、壁の際や花壇まわり、フェンス沿いには芝が残ってしまいます。
実は、この“ちょっとした刈り残し”が、お庭全体の完成度を下げてしまう原因になります。 「キワ」がしっかり整っているだけで芝生は驚くほど美しく見え、お庭全体も引き締まった印象になります。
そこで、芝生を美しく整えるための「キワ刈り」に使う道具とそれぞれの特徴をわかりやすく紹介します。

■キワ刈りが必要なお庭では、どんな道具を使う?
壁際まで芝を植えているお庭では、どうしてもキワ刈り作業が必要になります。
そこで大切なのは、お庭の広さや形状、作業のしやすさに合った道具を選ぶことです。
キワ刈りでよく使われる道具には、次のようなものがあります。
・芝刈りはさみ
・バリカン式芝刈り機
・回転はさみ式芝刈り機
・ナイロンカッター
・エッジカッター(ターフカッター)・エッジナイフ
それぞれ特徴が異なるため、用途に応じて使い分けることが大切です。
キワの刈り残しを整える
■丁寧な仕上げに芝刈りはさみ
細かい部分や狭い場所の仕上げに向いています。手作業で芝をカットするため、細かな部分を丁寧に整えることができます。
ただし、広い範囲の作業には時間と手間がかかるため、仕上げ用として使います。
芝刈りはさみは腰を曲げて作業する必要がありますが、立ったまま使えるハンドルが長い芝刈りはさみ(立ち刈りはさみ)であれば、腰への負担を減らし、楽な姿勢で作業できます。
■手軽に整えるバリカン式芝刈り機
左右に動く2枚の刃で芝をカットするため、切り口がきれいで美しい仕上がりになります。
壁際や踏み石周りなどの細かい場所でも使いやすく、はさみに比べて短時間で作業できます。あまり広くないお庭ならお庭全体の芝刈りにも使用できます。
また、刈高を調整できるバリカンを選べば、芝の高さを均一にそろえやすくより美しい仕上がりになります。
バリカン芝刈り機にはコード式と充電式があります。
コード式はパワーがあり、密集した芝生でもスムーズに刈り込みやすいのが特徴です。
作業に夢中になるとうっかり刃でコードを切ってしまうことがあるので、コードの位置を確認しながら作業しましょう。
充電式はコードがなく取り回しがしやすいのが魅力です。バッテリー切れによる時間制限があることを頭に入れておきましょう。
刃の切れ味が落ちると作業効率も下がるため、定期的な刃のメンテナンスも大切になります。
■美しい刈り上がりの回転はさみ式芝刈り機
2枚の刃(回転刃と固定刃)が刃がすり合わさって、はさみのようにカットします。芝の切り口がきれいに仕上がるのが特徴です。
比較的長めに伸びた芝でもしっかりと刈り取ることができます。
構造上外側には刃が直接当たりにくく、人や周囲の物を傷つけにくいので安全です。

■接触物に強いナイロンカッター
ナイロンコードやナイロンブレードを高速回転させて芝を叩き切ります。
金属刃に比べて壁やブロックを傷つけにくく、キワ刈りに向いています。
使用時は、地面に当てず、少し浮かせて左右に振るように使うのが基本です。地面に強く接触させると回転が落ち、作業効率も悪くなります。
また、ナイロンカッターは小石などを飛ばしやすいため注意が必要です。特に地面すれすれを刈ると飛散しやすくなるので、作業前に小石を取り除いておくと安心です。
キワを土ごとカットする
■美しい境界づくりにエッジカッター・エッジナイフ
芝のキワをさらに美しく見せたい場合は、キワを土ごとカットするエッジカッターやエッジナイフがあります。
エッジカッターは、芝と土の境界をはっきりさせるための道具です。根の成長を促す「スライシング(根切り)」にも使えます。
はみ出した芝をカットできるため、輪郭がくっきりし仕上がりがシャープになりお庭全体が引き締まった印象になります。
エッジナイフも同様に、土との境目だけでなく花壇や飛石との境界を整えるのに便利です。
芝生の美しさは「キワ刈り」で決まる
お庭の芝生をきれいに見せるためには、芝を刈るだけでなく「キワ」を整えることが大切です。芝生の印象は、このキワの仕上がりで決まります。
キワを丁寧に整えることで、お庭全体が引き締まり、美しさがより一層際立ちます。
道具の特徴を理解し使い分けることで、美しく整った芝生に仕上げることができます。 キワ刈りで芝生の境界をすっきり整え、手入れの行き届いた美しいお庭を目指しましょう。
